"Amazon Locker is a new and easy way to receive your Amazon packages. Amazon Lockers are self-service pick-up stations located in your neighborhood. When you ship Amazon orders to an Amazon Locker, you can pick up your packages at a time and place that's convenient for you."
インターネットによるeコマースが如何に発達しようと、サイト上で行われた電子商取引を基に、一括在庫倉庫や各出店店舗のスタート地点Aから注文者の任意の届場所Bまでの物流は避けられない。
しかも、時間や場所をうまく指定しない限り、サラリーマンならかなりの確率で不在届が家のポストに入っている可能性が高いのではなかろうか。
物流サイドとしても、第一紙の無駄だし、時間も無駄だし、余計な仕事が増える。全くイイことがない。
受け取り側としても、再度時間を指定したり、受け取りに行ったり、意外と幅のある時間指定区画中ずっと待っていないといけいない。
+個配の流れ
そこで私は2年ほど昔の記事で個配、そして宅配ボックスのビジネスの狙い目について論じたがついに現実のものとなった。無論一サービスとして開始されただけなので、まだまだメインストリームには程遠いが、だんだん新築のマンションは宅配ボックスを揃えるようになったり、主要駅にボックスが設置されたりとこの流れは徐々に勢いを増している。
+Amazon Locker Delivery
(アマゾン・ロッカー・デリバリー サービス)
そしてついにeコマースリテーラーの巨人、Amazonが動いた。Amazon Locker Deliveryサービスのテスト運用開始。
シアトル、ニューヨーク、サンフランシスコ等の主要都市のポイントにAmazon Lockerを設置。
メールで受信するキーを使ってボックスを開けて宅配物を受け取るシステム。
荷物が到着してから、3日以内に受け取る必要がある。
そして、何より・・・無料・・・
+競合(一部、趣旨が異なる)
◆Kinek (カナダ)[URL] https://www.kinek.com/
・米国内1000箇所のShipping Point(Kinekpoint)を構える。
・30日以内に受け取り
◆BufferBox(カナダ)
[URL] http://www.bufferbox.com/
・カナダに本社を置く、スタートアップ。ベンチャー企業。
・仕組みもサービスもAmazonともろかぶり。
基本的にワンショットでFeeを払うが、提携リテーラーのサイト等で購入した場合に限り、無料で利用できる。
◆ShopRunner(アメリカ)
[URL] http://www.shoprunner.com/
・提携するリテーラーのサイトで注文をすると、無料で2日配達。
・会員限定のお得なプライベートセールがある。
・会員費 :$8.95/月 $79/年
◆Collect+(UK)
[URL] http://www.collectplus.co.uk/
・4500箇所のShipping箇所
・返品、送品が自在にできる。(7日以内)
・周辺近所のショップからサービスが利用できる。
・個人でオークション出品とかやってる人はめっさ便利そう。
+今後
更に勢いは加速しそうだ。先に記載したBufferboxは小規模ながら、Walmartとの提携がある。
結局はどこまで拠点を増やして、一拠点あたりの稼働率を保ちつつスペースを拡充するかがキーとなるが、スーパーリテーラーのWalmartのリアル店舗が受け取り拠点として利用可能になれば、さらに急速にビジネスが広がるとの指摘もある。
リアル店舗、特に地元のチェーンでないショップもこのようなサービスに加盟することで、来店を促す効果もあるのではなかろうか。
例えば、楽天市場は全国・全世界に拠点を持つマーケットプレイス。
B2B2Cモデルならではの参画店舗が全国に散らばっている。
この参画店舗に対して営業をかけ、ピックアップ拠点として参画すれば、リアルの潜在的来店可能性も上がるし、ユーザの利便性も向上する。
但し、問題点もある。
それこそ個人情報の懸念もあるし、トラブルになった時にどこにどう保障をかけるのかが不明確になりやすい。
このあたりの仕組みが確立し、サービスローンチできれば、eコマースの新たなフロンティアが拓ける気がする。
[Other Related Post and Articles from the Web]
+All Things Digital ;Bufferboxの記事。+CNBC; Amazonの記事。
+Wall Street Journal; これが一番おもしろかった。Overviewだけでなく、競合に関しても記載があり、Amazon側からもサービスのメリットの分析等をしている。
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Thanks,
まえだ :-)
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