中目黒の高級焼肉店でバイトをしていた頃の話。
私が働いていた店舗の店長は中卒、 高校中退でその後接客業一本で生計を支えてきたいわゆる「 叩き上げ」だった。
その店長がおっしゃっていたことの中で特に印象的だったことがいくつ かあるが、中でも「ストレス」についての考え方が面白かった。
具体的には、「 ストレスを一つ一つ除去していくと物事がうまく進むようになる。 」という発言である。
店長は、スパイスか何かの置き場所にしてる棚について、「ストレスを感じる」 とし(不都合)、それをもっと便利な場所へ移すこと(改善) でストレスを除去することが出来ると言っていた。 ワーディングは違えどもこれは、 改善の精神について述べていたんだな。たぶん。
そして、とにかく、 いろんなことをやってみることが肝要だとも言っていた。
これは、つまるところ、行動に移して(小さな実験を展開し、)、 その後それをレビューして、さらに改善を加えて、 さらに展開する、 いわゆるPDCAサイクルについて言及していたように思う。
当時の私はそんな概念知らないし、 別に今でもこの概念を知っていたからってどうなるわけでもないと 思っているが、 これを如何にして実践するべきかということ等多くのことをあのバ イトから学んだ気がする。
店長はいわばその道のプロであり、自身でも「どんなにキレてるお客さんが店に来たとしても必ず笑顔にする自信がある」と言っていたし、実際そうだった。
その道を極めると同じような境地にたつんちゃうかなーとその当時かすかに思っていた。
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