チップ・ハース、ダン・ハース(Chip Heath, Dan Heath)
いはらくんという友人から一年ほど前に薦められて買った本。
別の友人からアイディア系の本なんかええのんない?と言われてふと思い出したので、メモっておく。
邦題だと内容がわかりづらいが、原典のタイトルは”Made to Stick-Why Some Ideas Survive and Others Die-”というもので、どのようなアイディアというのが頭に残る(Stick)のか、「記憶に焼き付くアイディアをどうやって組み立てるか」という観点から綴られた本。
序章が特に目をひく。
なぜ都市伝説(Urban Legend)が頭に残るのか、ポップコーンに含まれる油の真実について、等豊富な事例をあげつつ、本書の目的が記されている。
その後、本章では、アイディアのフレームワークとして6つの原則を挙げ、それぞれにつき大量の事例をあげつつ解説を加えている。
「単純明快で、意外性があり、具体的で、信頼性があって、感情に訴える物語(Simple Unexpected Concrete Credentialed Emotional Story)」
SUCCESs六原則
①単純明快である(Simple)②意外性がある(Unexpected)
③具体的である(Concrete)
④信頼性がある(Credible)
⑤感情に訴える(Emotional)
⑥物語性(Story)
本書の中でも好きな箇所があって、読みながら「おっ」と思わず声をあげてしまったところがある。第二原則の「意外性がある(Unexpected)」に関する記述箇所である。ノラ・エフロンという『シルクウッド』、『恋人たちの予感』、『めぐり逢えたら』等の脚本で脚光を浴びた脚本家がかつて受講した「ジャーナリズム基礎講座」の初回の授業について回想した記述である。
初回の授業の課題は「リード文を書くこと」であった。
事実は、「ビバリーヒルズ高校のケネス・L・ピータース校長は今日、次のように発表した。来週木曜、同校の教員全員がサクラメントに行き、新しい教授法の研修を受ける。研修会では、人類学者のマーガレット・ミード、大学の学長であるロバート・メイナード・ハッチンス博士、カリフォルニア州知事エドマンド・パット・ブラウンらが講演を行う。」 p106~
リード文とは、新聞記事の内容を一言でまとめたものだが、
あなたならどのようにまとめるだろうか?
教師はリード文を集めると、さっと目を通して脇におき、しばし沈黙した。
ようやく口を開いた彼は、こう言った。
「この記事のリードは、『来週の木曜は休校となる』だ」
是非読んでみてください。全力おすすめします。
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